萎え竿

釣り初級者、4年寝かせた萎え竿を振り回す!

9/11ハードルアー釣り

最近、仕事の合間に釣具屋に行く事が多い。工事業者なもんで、2人組で動いているんだけど、組んでる人が小さいけど船も持ってるガチ釣り人(船乗せてやるぞ!と何度か誘われたけど、乗り物酔いが酷い僕は丁重にお断りした。)という事で、我が「釣り班」は時間が空いたらやたらと釣具屋へ行くのだ。お陰で金が飛ぶ飛ぶ(笑)

そんな時、11日がとある事情で休みに。これは釣りに行くしかない!と思った僕は、前日に釣具屋で中古のミノー(シンキング、フローティング1つづつ)とバイブレーションを1つ買った。
「これでチヌ、スズキ、あわよくば太刀魚を...!ぐひ、ぐひひ」とニヤニヤしながら、朝4時5時頃から釣りに行く事に決めた。

4時前、起床。釣り場に着いたのは、朝5時ちょうどだった。まずはガマカツの型落ちバイブレーションをぶん投げる。
しかし寒い...。車に載せてる防寒着取りに行こうかなぁ、などと考えながら中層を意識して沈めて、巻いて、沈めて、巻いてを繰り返す。すると、数投したところでググッ!とアタリが!

引き弱いなあ。なんだろ?でも、この感覚どこかで...と思いながら上げてみると、20cm超のアラカブ
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アラカブにしちゃ、まあまあなサイズかな。たまたま底から上がってきてたのか、思ってるよりバイブレーションが早く沈んでるのか、投げたところが浅かったのかはわからん。釣れれば良し!

アラカブをリリースして、釣りを続けていると、空が少し明るくなってきた。
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綺麗だ。朝焼けに浮かぶルアーの影に、魚(きみ)の姿を重ねてしまうのどうのこうの。と色々なポイント、色々な深さを探り、投げまくる。何か、何かが釣れそうな気がする。

ルアー、ワームを巻き取るまで油断したらいかん、と誰かが言っていた。50cmの距離、水面下10cmほどだったと思う。何かが食ってきた。そして即上げられる(笑)
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ハゼか?と思ったけどギザギザ歯を見てなんじゃこりゃ!と釣り初級者の僕はLINEで兄にこれ何と写真を送った。まあ、後でわかりゃいいやと思ってたら、まさかの即返事。「エソ」と一言。ああ、エソ天のエソね...。
しかし、こいつ、暴れ回ってルアーが外しにくい。腹立つ。

この後すぐ、またもこいつが。
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一匹目は30cmほど。こっちは35cmくらいかな。全く引かないから面白くはない。そして、こいつも暴れまわってラインが絡まる絡まる。血も吐く。腹が立つ。

しばらく続けていると、ルアーの重みが無くなった。き、切れとる...。殆ど沈めてないところで巻いてたんだけどな。エソの歯でラインが弱ってたんだろう。
この後、ミノーを投げるもこちらもロスト。一気に金が飛んでいく。エソか?エソの仕業か?

げんなりしていると、兄から「俺は今から庵浦に行く」と連絡が。すぐそこだ。傷心モードの僕も、この場所から離れたく、そこへ向かう事にした。

安物のジグヘッド+Mariaママワームソフトに変えて数投していると、兄がやってきた。百均の竹竿を持っている。ウキ+エビ釣りだ。5cm〜10cmの魚を釣っているのをボーッと見ながらワームを投げ、底を探りながら巻いていると...アラカブ大先生だ。
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この姿を見ると、妙に落ち着く。困った時のアラカブ

しばらくすると、クサフグ
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ライターサイズのアラカブ
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この後もアラカブがちょこちょこ釣れて、ルアーを失くして傷付いた心が癒えた。

結局、朝5時から正午まで、7時間釣りっぱなし。初のソロ釣りは悪くない結果に終わった。しかし、疲れた...。

8/23アラカブ釣り


8/23
佐世保市江迎町の千灯篭祭り初日
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の前に、軽ーくアラカブでも釣りに行くかと俵ヶ浦へ向かう。

数年前、タックルベリー(中古釣具屋)でたしか2000〜4000円(よく覚えてない)で買ったGulp! Stick(伸縮出来る、所謂コンパクトロッド。アラカブ(カサゴ)、アコウ(キジハタ)、アジ等小物を狙う時はこれ)
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にDAIWAの月下美人ジグヘッド1.5g
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ワームはMariaのママワームソフト
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で防波堤の壁際、岩場を丁寧かつ素早くチョンチョン攻める。

が、喰ってこない。こりゃいかん。

今回の釣り場には排水パイプ(川の水かな?よくわからん)の流れ込みがあって、そこにも岩がゴロゴロある。勝手に、ここで釣れなきゃ他でも釣れん、と思っているポイント。ここにワームを落とす。

数箇所、岩の隙間をチョンチョン攻めすると、ココッ、とアタリが!やっと釣れた!と若干ニヤけた僕は一瞬にして無表情になる。潜られた。
海中を目を凝らして見てみると、岩の上で15cm程のアラカブがだんまりしている。ああ、岩にライン巻かれたんだな...すまん、アラカブ君...タモも無いから助けてあげられん、許してくれと思いながらラインを切って、ジグヘッドを結ぶ。

チョンチョン、チョンチョン...ココッ!食った!さっきは潜られ、いや、巻かれたので一気に竿を上げる。「な、なんやこれ!軽っ!」そう考えた時には、もう遅かった。眼前には空飛ぶ10cmもないミニアラカブ。飛んで、落ちてバインバインと揺れるミニアラカブ。ジグヘッドは刺さったままのミニアラカブ

つ、釣れた...いや、飛ばした?
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まあ、釣れないよりは良いよな...。空飛ぶアラカブなんかなかなか見れないだろうし(笑)。

祭りの時間も迫ってきてたのでここで終了。
久しぶりの釣り、なんとか釣れて良かった。

萎え竿

小学生の頃、しょっちゅうバス釣りに行っていた父と、5つ年の離れた兄について行くも「早く帰りたいぃぃぃぃ」と連呼する日々を送っていた。
何度か釣りに参加した事はあるが、小学校低学年だったチビ僕は、それほど釣りに興味は無かった。当然、早々に飽き、竿を投げ出し、車の中でボーッとしていた事を覚えている。それでも、何度もついて行っていたのは何故だろうか。寂しかったのか、暇だったのか。あほなのか。覚えていない。

それから十数年経ち、僕は釣りの魅力に気付く事になる。今から5,6年程前だろうか。海に進出した、釣りクソ野郎の兄について行き、シーバス(スズキ)、チヌ(クロダイ)、アラカブ(カサゴ)釣りを一緒にやるようになり、ロッド(ソルパラ・エギングロッド、ガルプスティック)2本、リール(シマノのやつ、もうひとつは不明)2つと最低限の道具も揃えた。
仕事帰りには毎日のようにシーバス、チヌ釣りに行った。下手なのであまり釣れなかったけどね。それでも、キャスティング、簡単なラインの結び方、数種のルアー、ワーム等の動かし方等、ルアーフィッシングの基礎中の基礎は身に付いたし、何より、楽しかった。

それからしばらくして釣りから離れ、4年ほど神社仏閣・自然巡りに興じていたが、近場はほとんど周ってしまい、少し飽きてしまった。
そんな時、この夏の終わり、8月23日である。僕は、すっかり萎えてしまった竿を握り、海へと向かった。